EU5 各国戦略 ヴェネツィア
1. 1337〜1387年 初期内政・外政
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次の記事 2. 1387〜1437年 本格的な拡張
01 | 目標とヴェネツィアの特性
02 | 初期内政 (1) 共和国権力の強化
03 | 初期内政 (2) 支配度の強化
04 | 初期内政 (3) 経済の強化
05 | 初期外政と拡張
06 | 社会的価値と進歩の方向性
07 | 黒死病と食糧問題への対策
08 | 次回への展望
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| 目標とヴェネツィアの特性
プレイの目標と進捗
ヨーロッパ・ユニバーサリス 5 (以下 EU5) にてヴェネツィア共和国でプレイを開始し、地中海の沿岸ロケーションを出来るだけ征服しカルタゴに変容して地中海帝国を目指します。ゲームルールのフレーバーにある [変容国家を史実にない国家を許可] としなければカルタゴは登場しないためプレイ前に確認ください。
1回目の今回は開始1337年から1387年までの50年間の進捗になります。領土はヴェネツィア州周辺ではトリエステ州、パドヴァ州、ヴィチェンツァ州、ヴェローナ、フリウリ州、ポラ州、南北ダルマチア州とベッルーノ州とフェラーラ州とロマーニャ州などの一部まで拡がり、そして、クロアチアとセルビア方面の沿岸州に新たな2つの属国をつくりました。ナポリ領とシチリア島に飛び地があり北アフリカ侵攻の前線基地となります。

ヴェネツィア 領土 1337年 (上) から1387年 (下)
ヴェネツィアの特長と国家ボーナス
ヴェネツィアは交易・経済・海軍に関する固有の国家ボーナスが多い国家です。開始時から既に交易優位性や首都に港湾適合性の補正があり、ルネサンス時代 (時代 II) には交易効率、市街地の建造物コスト、ガレー船戦力、君主力など進歩による補正の獲得も可能になります。政府改革の商人共和国でも多数の交易関連のボーナスを開始時から得ています。ヴェネツィアの主な国家ボーナスは以下の通りです。
伝統時代 (時代 I) 1337 〜 1342年
- ヴェネツィアの制海権 : 交易優位性 +10.00%
- ヴェネツィア国立造船所 (建造物) : ガレー船戦力 +5.00% / 毎月の水兵 +25 / 港湾適合性 +0.20 他
- ヴェネツィア区 (建造物) : 所有国の海洋プレゼンス +0.02 / 所有国への交易許容量 +1.00
ルネサンス時代 (時代 II) 1342 〜 1437年
- スタート・ダ・マール : 交易効率 +2.50%
- ヴェネツィア宮殿 (建造物) : ローカル君主力 +10.00% 他
- ゴシック建築 : 都市建造物コスト -10.00%
- 船上用火薬兵器 : ガレー船戦力 +15.00%
発見時代 (時代 III) 1437 〜 1537年
- 印刷産業 : 外交評判 +2.00
- 国立異端審問所の設立 : 防諜活動 +33.00%
- 保健省 : 疫病耐性 +10.00%
- ヴェネツィア派 : 文化伝統力 +20.00%
宗教改革時代 (時代 IV) 1537 〜 1637年
- 海軍徴兵 : 海軍維持費 -20.00%
- ヴェネツィア音楽学校 : 文化影響力 +25.00%
- 複合海軍戦術 : ガレー船戦力 +10.00% / 大型船戦力 +10.00%
絶対主義時代 (時代 V) 1637 〜 1737年
- 未開墾地資源庁 : 食糧生産 +10.00%
| 初期内政 (1) 共和国権力の強化
ヴェネツィアに限らず共和国権力 (君主制での王室権力) を強化することはEU5での基本となります。開始時のヴェネティアの共和国権力は14.10%とフランスほどではありませんが高いとは言えない比率です。共和国権力が25%未満になると、税効率や交易収入、建造物維持費、議会の基本支持などさまざまなマイナスの補正が追加され、厳しい国家運営を迫られることになります。
先ず、開始時に以下を実行しました。陸軍に関しては初期状態では正規軍がいないため、先に最低限の歩兵を募集しておきます。内閣の閣僚に共和国属性を持つキャラクターを置かないのは、共和国は頻繁にドージェ (イタリア語圏の統治者) が代わるためその親族もすぐに代わり、閣僚交代のためのコストを負担するのが序盤は厳しいからです。
- [政府改革] の [四十人評議会] 君主力 -15.00% を変更、または取り消し
- 海軍の提督に共和国属性を持つキャラクターを任命 君主力 +25.00%
- 陸軍の将軍に共和国属性を持つキャラクターを任命 君主力 +25.00%
次に、議会での要求や安定度を見ながら以下を実行しました。
- [法律] の [権力の分配] を [伝統的な分配] 君主力 -10.00% から[統治者を優遇] 君主力 +20.00% へ変更
- [貴族 特権] の [ゾンタ] 君主力 -25.00% を剥奪
以下の進歩をルネサンス時代 (時代 II) で受容できる制度 [ルネサンス] から選択しました。
- [進歩] 最高権力 君主力 +10.00% を研究
社会的価値について中央集権へ傾くように以下を実行しました。特権以外では、議会招集時に開催地に首都を選択すると開催中は中央集権へ0.10傾く補正が入るため、その時の数値によっては内閣アクションで傾きを重ねると最大値をさらに上げることができます。
- [貴族 特権] の [貨幣封] を追加 中央集権 +0.05
- [聖職者 特権] の [偉大な宗教施設の誇示] を追加 中央集権 +0.05
- [市民 特権] の [街道建設権] を追加 中央集権 +0.10
上記の結果、50年後には共和国権力を14%から倍の28%ほどまで強化できました。しかし、政治力 (君主力) の補正の多くは共和国属性を持つキャラクターを提督や将軍、閣僚にすることに頼っています。もしドージェに親族がいなかったりすると補正が1つしか得られませんし、そうでなくとも戦時中は必ずしも有能ではない親族は外される傾向にあり補正を得られません。ドージェの統治能力とベースの政治力にもよりますが、今の時点ではまだ提督や将軍の補正が最低1つないと共和国権力を25.00%以上維持できておらず、これらに頼らずに君主力を上げるため中央集権への傾きをより大きくしていくことを考えています。

ヴェネツィア 共和国権力 1337年 (左) から1387年 (右)
| 初期内政 (2) 支配度の強化
沿岸ロケーションの都市化によるハブ効果
首都のヴェネツィアは周りを湾に囲まれた島であるため、支配度を上げるためには島と内陸とのハブとなる沿岸ロケーションの存在が重要になります。そこで、開始時にメストレを田園集落から街へロケーションランクをアップグレードしました (391.16ダカット 365日を要す)。メストレは5つの内陸ロケーションに接しておりさらに天然港適合性の補正があるため近接性を将来的に100%まで高めることができ、内陸にあるパドヴァやトレヴィーゾ、ウディネ、ベッルーノ、ヴェローナなどの街や都から首都へと繋がるハブとして最適です。
ロケーションの都市化 (田園集落から街や都へロケーションランクを上げること) を進めることで、最大支配度に+5.00%の補正が付き、同じく寺院を建設することでさらに+5.00%上がります。さらに沿岸であれば、街以上になると埠頭と後に建設が可能となるドックや保護港を建設することで首都との近接性も上げ易くなり、これも支配度の上昇に大きく寄与します。さらに、ルネサンス時代 (時代 II) での進歩 [地方組織] でロケーション間の近接性コストに-5.00%、政府改革の [港湾管理] で港の近接性コストに-5.00%と積み重ねていきます。
沿岸ロケーションの近接性と支配度を上げることで、首都から2つ離れている街や都であるパドヴァやトレヴィーゾ、ウディネで支配度80%台を維持できています。近接性の高い街同士を跨げば首都から4つ離れているヴェローナでも支配度50%台になっています。

ヴェネツィア 首都周辺 支配度 1337年 (上) から1387年 (下)
海洋プレゼンスの向上と維持
支配度を上げるために陸地同士を繋げるのが街道であるのと同様に、海 (シーゾーン) 同士を繋げるのが海洋プレゼンスです。ルネサンス時代 (時代 II) の技術ではシーゾーンを跨ぐ近接性コストは最大4弱ほど (中央集権や統治能力などの条件による) に下げられるため、おおよそ22のシーゾーンを繋ぐことができます。例えば、ヴェネツィアからトゥニスまでは18シーゾーンあるため、すべてで100%を達成すればざっくりと近接性が16%で支配度が20%ほどまで上げることができるかもしれません。
開始後すぐに海洋プレゼンスを上げる対処をします。海洋プレゼンスを上げる最も有効な手段は、洋上の各シーゾーンのエリアに海軍を置くことです。開始時に所有しているのは伝統的ガレー船 (海洋プレゼンス 0.08) が4隻とコグ船 (海洋プレゼンス 0.02) が5隻です。これらでアドリア海すべてをカバーするには足りないため、余裕のある時にガレー船を建造しました。ルネサンス時代 (時代 II) で銀行を受容すると能力が1.75倍 (海洋プレゼンス 0.14) あるバーク船をアンロックすることが出来るので、海洋プレゼンスの上昇の度合いや乗組員、コストのバランスを考えてどれを建造するか考えます。
海洋プレゼンスは自然に減衰し海賊が出現したりするので、常に値を維持していかなくてはなりません。海軍維持費を最小にしていると最大にしている時よりも効果が3割ほど下がるので、海洋プレゼンスを維持するため海軍維持費は最大値とすることになります。召集した海軍を解散せずにそのまま利用することも可能ですが、召集した州の沿岸ロケーションに原材料生産・食糧生産-20.00%のマイナス補正がそのまま残るので注意が必要です。

ヴェネツィア 海洋プレゼンス 1337年 (上) から1387年 (下)
開始時にはいくつかのシーゾーンで海洋プレゼンスが50.00%で設定されていますが、海軍を置くなどの維持に努めなければすぐに減衰し最終的に0.00%になってしまいます。首都から6つのシーゾーンを跨ぐドブロブニク (開始時属国で併合後はラグーザにロケーション名が変更) は併合当初の支配度は0%でしたが、現時点で60%台まで上がりました。おそらく早晩には支配度が80%台になるでしょう。海洋プレゼンスを梃子にシーゾーンを繋ぐため海軍に投資することは、ヴェネツィアのような海洋国家には必然の戦略です。

ヴェネツィア ラグーザ周辺 支配度 1337年 (上) から1387年 (下)
| 初期内政 (3) 経済の強化
税収入
税収入の基本としては、税基盤を上げて全体のパイを拡げ、階級満足度を上げることでそこから得られる税率を上げ、さらにそこから税効率を上げてオントップのボーナス分を増やす流れになります。税基盤を支えているのは都や街の都市化されたロケーションであり、前述した共和国権力と支配度、各社会階級の満足度に影響を受けた税率によってそこから得られる実際の税収入に差が出てきます。
開始後50年で45.14だった税基盤が135.87まで3倍増になりました。現在、税基盤が2番目に高いベッルーノは街ではあるものの支配度は69%とそこまで高くなく市民階級のギルド系建造物は市場しか無い状態です。それにも関わらず税基盤が高い理由としては、RGOが高い価格で維持出来ている銀であることが挙げられます。4番目に高いトリエステも同じく街で市民階級のギルド系建造物は少ないのですが、RGOの予想利益が高い馬になっています。このように序盤は高利益が予想されるRGOの拡大を優先していき、拡張するロケーションについてもRGOの良し悪しを見るようにすることが大事です。

ヴェネツィア 税基盤と税効率 1337年 (左) から1387年 (右)
生産効率と建設コスト
税基盤を支えるのは交易品の生産であり、生産を促進できるのは建造物とRGOです。つまり、交易品をどれだけ効率良く生産できるか、その基となる建造物とRGOをどれだけ安く建設・拡大できるか、はEU5において極めて重要な要素となります。
開始後数年すると交易で利幅が取れるものが少なくなるので、出来るだけ利益を出すために生産効率を上げていくことが重要になります。生産効率の向上に影響を及ぼす最大の要因は、社会的価値の資本経済にどれだけ傾けられるかという点で、その次に、同じ建造物を積み重ねて建造物レベルを上げることです。建造物レベルを上げるために1つのロケーションで同じギルドを建てていくのが効率の良い方法であるといえます。
これは余談ですが、開始後3年くらいまで仕立て屋ギルドが生産する高級生地の建造物レベル1の利益は3ダカット台を推移して4年目に大きく下がりその後は1ダカット台に落ちて来ます。後述しますが、開始数年するとヨーロッパ内で生産される大抵の交易品が安定供給され始めるため開始直後の利益はあまり当てにしない方が方がよいかもしれません。

ヴェネツィア 仕立て屋ギルド 建造物レベル 1対7 1342年 (左) から1387年 (右)
建造物の建設コストとRGOの拡大コストにはそれぞれ主にれんがと木材を消費します。開始時の建造物の建設コストは26.76ダカット (れんがのみを使用)で、RGOの拡大コストが51.39ダカット (木材のみを使用) でした。RGOは建設コストがほぼ倍なのですが金や銀など価格が高く希少価値のある交易品は優先しつつも、建造物からの予想利益と比較し雇用する市民と労働者の雇用のバランスを見ながら進めていくことが肝要です。
開始50年後の同じ建造物の建設コストは26.18ダカット (開始時の上記26.76ダカットから2.2%減、れんがのみを使用) で、RGOの拡大コストは51.96ダカット (開始時の上記51.39ダカットから1.1%増、木材のみを使用) でした。れんがは当初から-33.00%の表示で低価格で推移していますが、木材は需要が膨らみ始めており価格は微増しています。

ヴェネツィア 建造物とRGOにおける建設・拡大コスト れんがと木材の価格 1337年 (左) から1387年 (右)
木材については、RGOの初期建設費用以外にも建造物の維持費用としての需要が高く、ほとんどの場合で価格が高止まりしています。ヴェネツィア市場での需給を見てみると、豊富な需要に対して供給自体はトントンにはなっていますが、実に半分が国家以外の民間輸入で賄っています。これが無いと、市場内で最大の需要を持つ木材の価格が高騰し過ぎてゲームが成り立たなくなるため、数パーセントの高止まりの状態を維持しているのかもしれません。
これは考え方を変えると、民間輸入分以上を市場内で国が供給できれば価格が下がるということになります。ヴェネツィア市場では相当難しいですが、隣のナポリ市場であれば、民間輸入は供給全体の4.3%ほどのため、価格を下げることは比較的容易かもしれませんので試してみる価値がありそうです。

ヴェネツィア市場とナプーレ市場 木材の供給と民間輸入 1387年
交易収入
交易収入は、開始当初は各市場で需要を補えない交易品があり一部高い利益の取引が出たりしますが、開始後数年もすると、ヨーロッパ内で生産される大抵の交易品は供給されて各市場の需要を満たすため、価格も安定し利幅の取れる交易品が無くなって来ます。
そのため、基本的に薄利多売になり交易許容量を市場などで増やすことが必須になりますが、交易優位性を保たないと赤字の取引が増え、市場などの建造物の維持コストもあるためバランスを保つのが肝要です。交易収入にオントップで利益を乗せる交易効率の補正を増やすことも大事になります。
開始後50年間で交易許容量が大きく増加した市場は以下の通りです。
- ナプーレ市場 : 1.10 → 19.09 (17.4倍)
- ラグーザ (旧ドブロブニク) 市場 : 0.55 → 7.50 (13.6倍)
- ヴェネツィア市場 : 15.52 → 43.06 (2.8倍)
- ジェノヴァ市場 : 0 → 3.91 (-)

ヴェネツィアが交易許容量を持つ市場 1337年 (左) から1387年 (右)

ヴェネツィア 交易効率 1337年 (左) から1387年 (右)
ヴェネツィア市場1つだけで取引を増やしていくと利益の少ない取引も入ってくることがあるため、複数の市場で交易許容量を上げて利益率の高い取引を増やしていかないと効率が悪くなります。そこで、交易機関や海外交易所、フォンダコ (イタリア文化圏) を海外に交易拠点として建設して交易許容量や交易優位性を高めて他の市場でも大きな収入を得られるような環境をつくります。
- 市場 : 海洋プレゼンス 無し / 交易優位性 +1.00 / 交易許容量 +1.00 他
- 交易機関 : 海洋プレゼンス +0.05 / 交易優位性 +0.20 / 交易許容量 +0.30
- 海外交易所 : 海洋プレゼンス 無し / 交易優位性 +0.20 / 交易許容量 +0.10
- フォンダコ : 海洋プレゼンス +0.02 / 交易優位性 +1.00 / 交易許容量 +0.20 他
ヴェネツィアが持つ政府改革の商人共和国は、統合速度が遅くなる代わりにさまざまな交易関連のボーナスがあります。特に、海外建設コスト-50%は破格で、交易機関や海外交易所であれば10〜12ダカットほどで (建設先の市場によってはもっと安く) 建設できます。
交易機関は自国に対する評価が100以上ある国で建設が可能になるため、有望そうな市場にいる国の評価を100以上になるように評価改善を行います。海外交易所は交易許容量が+0.10で1ロケーション1つしか建てられませんが、評価の条件が無く (戦力投射の条件はありますが) 海洋プレゼンスへの補正もあるため重宝します。フォンダコは前述2つよりもコストが掛かりますが交易優位性を大きく上げることができます。
ナポリや教皇領、ジェノヴァなどを評価100以上の友好国とし、交易機関やフォンダコを建設して交易許容量と交易優位性、海洋プレゼンスを拡大します。イスラム教国などは評価を上げづらいので、アル=イスカンダリヤやディマク・アッ・シャームの有望な市場のある場所には海外交易所を建設していきます。しかし、条件として建設先の国よりも戦力投射が高くなければならず、制度のルネサンスを受容後に進められる進歩 [超国家的野心] で戦力投射を上げてからの建設になるかと思います。属国があるドブロブニク市場も有望な市場で交易機関が最初から建てられるため早急に建設しておきます。

ヴェネツィア 交易機関 (左) と海外交易所 (右) 1387年

ヴェネツィア 政治マップ (左) と市場マップ (右) 1387年
| 初期外政と拡張
外交
開始後の評価改善は、同盟候補のミラノと教皇領、併合のために評価が150必要な属国のトリエステとラグーザに対して行いました。もう1枠ありますが念のため予備として残しました。常に外交官1.00人を維持しておくといざという時にすぐ対応することができます。例えば、ライバルの戦争への介入は外交官がいないと画面上部の警告に表示されなかったりします。
最初のライバル指定は、ヴェローナとアクイレイアとしました。属国の併合について、併合時は外交費を属国が不忠にならない程度に維持しなければなりません。もし社会的価値を中央集権に傾けている場合忠誠度を下げる補正が入るため、忠誠度を維持するための外交費が嵩むので注意をしておきましょう。
領土拡張
初期の軍事外政に関連するイベントが主に2つ発生します。1つ目は、教皇派と皇帝派、で史実の北イタリアにおいて対立するローマ教皇と神聖ローマ皇帝による国家・都市間の派閥抗争を表したイベントです。それぞれの派閥に入ることで、相手派閥の国家に対して諜報網20を得ることで固有の開戦事由である派閥の強制を作成することが出来るようになります。

教皇派と皇帝派 イベント 1337年
2つ目は、ヴェローナに対抗する同盟のイベントです。ミラノを旗手とした同盟軍がヴェローナとその属国らに宣戦布告します。これに参戦し、敵軍がある程度友軍と戦闘して戦力を減らすまでヴェネツィア内で守りを固めるなど上手く立ち回ることでヴェネツィア周辺のトレヴィーゾやパドヴァなどの都市を奪うことができます。この同盟のイベントで領土を奪えなかった国に対しては、前述の教皇派と皇帝派の対立で侵攻したい国とは別の派閥に属し、時には派閥を離脱し別の派閥に入るなどして、議会以外で開戦事由の作成し順次周辺領土を獲得していきます。

デッラ・スカラ王朝 ヴェローナに対する同盟 イベント 1337年
上記イベントなどから早めにヴェネツィア州の残りのロケーションと周辺州のパドヴァ州、ヴィチェンツァ州、ヴェローナ州、ベッルーノ州、フリウリ州、フェラーラ州などを征服し中核化していきました。フリウリ州とフェラーラ州はヴェネツィア文化が主流ではないため、内閣アクションで同化させるか文化の容認か受容を行うことで対処しました。
クロアチアとセルビア方面の沿岸州にも侵攻し新たに2つの属国をつくりました。その他、ナポリ領とシチリア島に飛び地があり、後の北アフリカ侵攻の前線基地とします。余談ですが、宣戦の布告には安定度が-50以上必要なため、もし最初に各社会階級より特権を剥奪するなど安定度を下げた場合宣戦布告が出来なくなるため注意が必要です。
海軍
沿岸ロケーションの支配度向上のために海洋プレゼンスを確立しなければならないこともあり、速やかに海軍を拡張していかなくてはなりません。前述の通り、当初は伝統的ガレー船が4隻とコグ船が5隻しか無いため、徐々に増強していきます。伝統的ガレー船よりもルネサンス時代 (時代 II) の進歩でアンロックされる地中海式ガレー船の方は大砲が1.125倍、海洋プレゼンスが1.5倍ありますが、乗組員が2倍必要なため伝統的ガレー船の方が効率がよいかもしれません。開始50年でガレー船とバーク船がそれぞれ20隻ほど、コグ船は6隻ほどとなりました。全艦とも基本的には海洋プレゼンスのために洋上で待機しています。
ガレー船
- 伝統的ガレー船 : 大砲8 / 移動 4 / 対海賊 0.20 / 海洋プ 0.08 / 封鎖 0.10 / 輸送 25 / 乗員 30
- 地中海式ガレー船 : 大砲9 / 移動 4 / 対海賊 0.20 / 海洋プ 0.12 / 封鎖 0.20 / 輸送 25 / 乗員 60
大型船
- 初期型キャラック船 : 大砲 40 / 移動 6 / 対海賊 0.10 / 海洋プ 0.12 / 封鎖 0.50 / 輸送 50 / 乗員 200
小型船
- バーク船 : 大砲 8 / 移動 10 / 対海賊 1.00 / 海洋プ 0.14 / 封鎖 1.00 / 輸送 25 / 乗員 50
輸送船
- コグ船 : 大砲 3 / 移動 5 / 対海賊 0.05 / 海洋プ 0.02 / 封鎖 0.01 / 輸送 250 / 乗員 40
- ハルク船 : 大砲 4 / 移動 6 / 対海賊 0.05 / 海洋プ 0.04 / 封鎖 0.01 / 輸送 300 / 乗員 50
| 社会的価値と進歩の方向性
社会的価値
傾きを意識して注力すべき社会的価値は以下の8つと考えています。
中央集権 : 君主力と近接性を高めてくれます、属国の忠誠度を下げるため併合時には注意が必要です
革新主義 : 最大識字率を上げてくれます、属国併合時にも影響する文化影響力への補正もあります
人文主義 : POPの同化速度を速めてくれるので文化の同化を実行する際により促進されます
金権政治 : 交易収入を上げる交易効率を高めてくれます
自由民 : POPの昇格速度が上がるため都市化との相性がよいです
好戦的 : 敵対心を上げない補正が入ります
海軍 : 海洋国家に必須の要素である海洋プレゼンスと近接性コストへの補正があります
資本経済 : 生産効率と建造物コストへの補正があります

ヴェネツィア 社会的価値 1387年
進歩
1342年に入ると新しい時代、ルネサンス時代 (時代 II) が始まりました。進歩のフォーカスは統治を選択しています。特に欲しいのは以下の4つの進歩になります。
- 知識の渇望 : 最大識字率 +5.00%
- 地方組織 : 近接性コスト +2.50%
- 神がそれを望まれる : 開戦事由 宗教戦争 アンロック
- 対海賊連合 : 対海賊船補正 +25.00%

ルネサンス時代 (時代 II) にて選択可能なフォーカス 1342年
| 黒死病と食糧問題への対策
黒死病への対策
黒死病はゲームルールで変更していなければ1346年中に発生します。今回ヴェネツィア領内で本格的に犠牲者が出始めたのはその2年後の1348年4月でその時の人口が634K、その後2年半ほど災害が続き人口がプラスに転じたのは1350年10月で467Kとなり差し引きで167Kの犠牲者を出しました。予想は170〜200Kほどでしたが、この間に領土を獲得して人口が増えたこともあり想定内の結果となりました。
対策としては、少なくともヴェネツィア領内に本格的に到達すると予想していた1348年までに病院を5つほど、出来ればすべての街と都に建設することを目指しました。1342年に最初に病院を建設したヴェネツィアでの建設コストは107.06ダカットで建設日数は223日でした。隣のロケーションまで災害が迫ったら、感染者を隔離することで疫病耐性をさらに+15% (安定度コスト-10) 上げることができます。
災害が継続している間は当然ながら人口が減少し、人口の多い農民以外の建造物の新規建設はもちろん維持も厳しい状況になります。これは以下の食糧問題への対策にも関わりますが、RGOが小麦や家畜の田園集落ロケーションにて、農民が雇用される建造物を建設していくことがこの時期に合っていると考えます。
食糧問題への対策
黒死病イベントが終息した後人口がまた増加して来ると、特に沿岸ロケーションの都市化を進めていく場合、食糧不足に陥ることが多々あり食糧供給のバランスを整える必要があります。食糧供給はRGOがメインとなり拡大に必要な木材の価格は継続して高いのですが、市場食糧在庫を見ながら必要に応じて予想利益が低くても食糧RGOを拡大することが肝要です。
ヴィチェンツァ、パドヴァ、フリウリなどにある小麦や家畜などの食糧8のRGOロケーションは街アップグレードはせずに食糧特化型の田園集落のロケーションとしました。これら食糧ロケーションには、農村 (食糧上限 (ローカル) +100.00% / 食糧生産 (ローカル) +4.00% 他) や灌漑 (食糧生産 (ローカル) +5.00% 他) などの建造物を建設していきました。これらはあまり利益をもたらすものではないのですが、都市化を進めるうえでの食糧供給に重要な建造物になります。
| 次回への展望
軍備拡張と北アフリカ進出
ヴェネツィアの領土が拡大していくと必然的にヴェネツィアと教皇領、ナポリの3強でイタリアの覇権を賭けて争うことになります。教皇領はカトリック協会の十分の一税で潤っておりナポリには肥沃な土地があるため、早期にある程度の正規軍を保有しており召集軍をいくら当てても敵いません。最初の50年は周辺の小国相手に召集軍の数で押して勝てますが、次の50年では軍備拡張を進めて歩兵・騎兵・砲兵の三兵編制の正規軍を揃えていかないと北アフリカまでのイタリア南下は叶わないでしょう。
ナポリの領地をいくつか奪いシチリア島を押さえたら、次はいよいよ北アフリカへの上陸を試みようと思います。上陸後の兵站のため補給荷車を研究し、海軍もさらに強化してシチリア島からの補給ルートを確保する体制を整えることを考えています。トゥニスはモロッコと強固な同盟を結んでいることもあり、上陸戦で橋頭堡を築く緒戦は相当厳しい戦いになるでしょう。
都市化による支配度の強化
ヴェネツィア周辺の沿岸ロケーションの都市化 (田園集落から街や都へロケーションランクを上げる) をさらに進めていきたいと考えています。東方はクロアチアとセルビアにある2つの属国をさらにアドリア海に沿って伸ばし中核化が終わりそうなタイミングで併合します。これらの沿岸ロケーションも出来るだけ都市化し背後へ街道を敷設し支配度を高めます。西方はこれまでフェラーラが同盟国ミラノと同盟を結んでおり中々手を出せないでいましたが、既にフェラーラ州とロマーニャ州の一部を獲得しました。こちらもさらに伸ばし同じく沿岸ロケーションの都市化と街道敷設を進めたいと考えています。
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