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ヴェネツィア 5
交易の急拡大とカルタゴ変容
1537-1587年 EU5

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 01 | 領土の拡張
 02 | 支配度の強化
 03 | 税収入の拡大
 04 | 性の向上
 05 | 交易収の拡大
 06 | 探検と植民
 07 | カルタゴへの変容

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バージョンが古いため、現行バージョンとのゲームバランスに変化がある可能性があります

| 領土の拡張


領土と植民地

ヨーロッパ・ユニバーサリス 5 (以下 EU5) でのヴェネツィアのプレイです。5回目の今回は1537年から1587年までの50年間の進捗になります。イタリアでは、今回ナポリを重点的な標的として、開戦事由無しでの宣戦布告など複数の戦争を行って領土を奪いました。これでやっとシチリア島まで陸地で繋がるようになりました。北アフリカでは、カルタゴへの変容に必要なロケーション数を確保するまでに、今回の終了年の1587年時点であと一歩というところまで来ました。この後、変容条件を満たすために1590年までプレイを継続して終了としました。

植民地は、前回のモロッコ南部のアルギン、ブラジル、カリブ諸島以外にギニアとコンゴ、南アフリカ、コロンビア、ペルーにも設立しています。ゲームルールの都合で今回のプレイでは、アジア方面で植民ができるのロケーションが既に無いため、南アフリカから東には植民地がありません。

ヴェネツィア 領土 1587年

列強と覇権国

1584年に列強 (5位) となり同時に経済と文化の覇権国にもなりました。経済覇権国となると、新しい内閣アクションである [事務処理の簡素化] 生産効率 +2.5% を使用することができます。後述しますが、この時点で収入全体は2,000ダカットを超え、三角貿易のおかげで交易収入だけでも1,200を超えていました。さらに、文化覇権国となると、同じく新しい内閣アクションである [地域同化] POP同化速度 +20 が使用できます。既にある [POPを我々の文化に同化させる] POP同化速度 +40 よりも速度は遅いのですが、複数州の広い地域で効果が出る利点があります。

ヴェネツィア 列強 覇権国

| 支配度の強化


支配度

アドリア海周辺の沿岸ロケーションの都市化をさらに進めたことにより、首都ヴェネツィアを中心に沿岸部の支配度は継続的に上がっています。しかし、新しく獲得したロケーションや北アフリカの内陸部では未だ街道の整備が追い付かず、特に北アフリカ内陸地は支配度0のロケーションも多いです。

既に十分な経済基盤が整って来たためと、三角貿易のイベントに乗って交易収入を上げる方に投資した方が利益率が高まるため、どうしても街道敷設の優先順位が落ちて来ています。

ヴェネツィア 支配度 1587年

海洋プレゼンス

海洋プレゼンスは、北アフリカの両端を除けば前回からほぼ100%を維持しています。トゥニスとの戦争時にキャラベル船を退避させることがあるため多少下がることはありますが戦争終結後にはすぐに元に戻ります。

この時期になると、海洋プレゼンスを上げる進歩である [交易船団] 海洋プレゼンス +10.00%、[抜きん出た航路] 海洋プレゼンスの減少 -0.10%、[探検船団] 海洋プレゼンス +10.00%、[世界船団] 海洋プレゼンス +10.00% の多くの補正があり、さらに社会的価値の海軍への傾きが70以上あるため、いくつかのシーゾーンでは海軍を置かなくても海洋プレゼンスが下がらない状態になっています。

ヴェネツィア 海洋プレゼンス 1587年

共和国権力

1587年時点でのヴェネツィアは戦争中で共和国権力は29.08%と30%を少し切っていますが、平時であればほぼ30%台を維持できている状況です。前回から時代 IV の進歩 [信仰属地主義] +10.00% が追加されています。

ヴェネツィア 共和国権力 1587年

| 税収入の拡大


税基盤・税効率

税基盤は前回の1,476.49ダカットから1587年には2,251.75ダカットと約1.53倍となりました。税基盤が最大のロケーションは前回のトゥニスをヴェネツィアが抜き返しました。新たにトップ10に入ったのは、パレルモとボールシュです。

税効率は37.50%から52.50%へと上昇、前回と比較して、時代 IVの進歩である [監査] +10.00% と [有能な徴税人] +5.00% の2つが加わっています。数年前からすべての支出を最大にしても収支に余裕が出てきています。

ヴェネツィア 税基盤と税効率 1587年

| 生産性の向上


重点交易品 – 紙と書物の生産効率

前回より、紙と書物への転換と題して、製紙工房と印刷業者の重点的な建設を進めて来ています。トレヴィーゾにある製紙工房は、建造物レベルが前回の3から7へ上がり労働者の平均識字率が多少上がりましたが、生産効率は1.50%弱しか上がっていません。それでも見込み利益は2倍になっています。ヴェネツィアの印刷業者の建造物レベルは前回の3から11へ上がりましたが、こちらも生産効率自体は3.00%程度しか上がっていませんが、見込み利益は2倍近くまで上昇しています。

時代倍率 (建造物レベルに対する時代ごとの補正値) が0.40で止まったものの効率はもう頭打ちに近い状態、今後は建設コストを掛け多数の市民を導入してパワープレイで収入を拡大させていくことになりそうです。

トレヴィーゾ 製紙工房 建造物レベル3 1537年 (左) 建造物レベル7 1587年 (右)
ヴェネツィア 印刷業者 建造物レベル3 1537年 (左) 建造物レベル11 1587年 (右)

| 交易収入の拡大


交易収入の飛躍的な伸び

1537年の交易収入は317.63ダカットでした。そこから10年ごとに1587年まで、415.98 -> 351.75 -> 535.59 -> 1,138.49 -> 1,256.74と前半は伸び悩みましたが、後半の20年で飛躍的な伸長を見せました。交易効率は前回の13.78%から11.04%と下がっているのですが、ここまで収入が増大した理由として最も大きいのは三角貿易のイベントでの補正が乗ったことです。

ヴェネツィア 交易収入 1587年

加速度的に交易収入を伸ばす三角貿易

三角貿易のイベントは1574年に発生しました。三角貿易とは、通常、ヨーロッパからアフリカへ火器などの工業製品を、アフリカからアメリカ大陸へ奴隷を、アメリカ大陸からヨーロッパへ砂糖・綿・タバコなどのプランテーション産品を輸出する3地域間の循環的な貿易を指します。イベントが起きると補正効果として以下の3点が発生しました。

  1. ヴェネツィアが交易許容量を持つアフリカ・ギニアの市場 : 火器の需要 +50
  2. ヴェネツィアが交易許容量を持つ新大陸の市場 : 奴隷の需要 +50
  3. ヴェネツィアが交易許容量を持つヨーロッパの市場 : 綿・砂糖・タバコの需要 +50
三角貿易 イベント 1574年

Redditによると、イベント発生のトリガーは、以下の3点になります。

  1. 首都の市場がヨーロッパ大陸にあり、その市場に自国商人がいて最有力商人であること
  2. ギニア地域の市場でも同様に、自国商人がいて最有力商人であること
  3. 新大陸の市場でも同様に、自国商人がいて最有力商人であること

このようにトリガー自体にはそれほど難しい条件では無いのですが、問題は、三角貿易の利益を享受できる体制が整っていない状態でイベントが発生してしまうことです。新大陸はできるだけ先行者のいない地域に入っていけば比較的簡単に最有力商人になることが出来ます。ギニア地域については、入り口となるニアニ市場はたいていの場合おそらくマリの商人が最有力なため、その先のベナン市場などのロケーションへ他国に先んじて進出する必要があるでしょう。

トリガーを満たすタイミングとしては、ギニア地域で交易中心地を持つ現地国家へ戦争を仕掛けて交易中心地を奪取するタイミングとし、その前に補正の利益を享受するための準備に集中するという流れがよいのではないでしょうか。

高利益の取引の多い市場

三角貿易イベント進行中の1587年における各市場の1交易許容量あたりの交易利益と主な取引です。交易利益の高い順番に10の市場を並べています。三角貿易の補正の便益を得ている取引には [三角] と付けています。上位3つの市場であるヴェネツィア、トゥニス、ラグーザには、交易許容量が10以上の主な取引の交易利益 (1交易許容量あたりの交易利益 × 交易許容量) も表示しています。

1. ヴェネツィア市場 :
交易利益 515.50 (1交易許容量あたりの交易利益 1.95 × 交易許容量 264.52)

主な輸入

  • [三角] エジプトから綿の輸入 86.65 (2.09 × 41.46)
  • 南米コロンビアからココアの輸入 52.25 (4.47 × 11.69)
  • [三角] トルコから綿の輸入 36.21 (2.13 × 17.00)
  • 南米コロンビアからトウガラシの輸入 34.71 (3.43 × 10.12)

主な輸出

  • エジプトへ銀の輸出 65.46 (1.74 × 37.62)
  • エジプトへ宝石の輸出 31.85 (1.35 × 23.59)
  • ヨーロッパへ銀の輸出 31.58 (2.01 × 15.71)
  • トゥニスへ銀の輸出 30.81 (2.10 × 14.67)
  • トルコへ銀の輸出 29.17 (2.02 × 14.44)
  • [三角] 南米ブラジルへ奴隷の輸出 19.24 (1.48 × 13.00)
  • [三角] カリブへ奴隷の輸出 18.86 (1.13 × 16.69)

ヴェネツィア市場は、ヴェネツィアでの最大の交易利益と2番目の交易許容量、そして、高水準の1交易許容量あたりの交易利益を出している最重要市場です。主な取引としては、綿と奴隷の三角交易イベントから得ている利益や安定した銀と宝石の輸出がありますが、新大陸からのココアとトウガラシの高利益率の輸入が前回1537年の1交易許容量あたりの交易利益1.29から1.95まで上げることが出来た最大の要因です。

2. トゥニス市場 :
交易利益 428.44 (1交易許容量あたりの交易利益 1.50 × 交易許容量 285.96)

主な輸入

  • インドからエジプト経由でコショウの輸入 42.57 (1.97 × 21.61)
  • 中東から香料の輸入 27.46 (1.58 × 17.38)

主な輸出

  • [三角] 南米ブラジル1へ奴隷の輸出 70.19 (1.94 × 36.18)
  • [三角] アフリカギニアへ火器の輸出 16.49 (1.11 × 14.86)
  • ヨーロッパへ書物の輸出 14.16 (1.18 × 12.00)
  • 南米ブラジルへ武器の輸出 14.03 (1.17 × 11.99)
  • [三角] 南米ブラジル2へ奴隷の輸出 13.76 (1.01 × 13.62)
  • ヨーロッパへコショウの輸出 10.34 (0.68 × 15.20)

トゥニス市場は、ヴェネツィアでの最大の交易許容量と2番目の交易利益を出している重要な市場です。北アフリカという立地のためヨーロッパ間とは異なり、インドや中東からエジプト経由でのコショウや香料の輸入やブラジルへの奴隷の輸出が主な取引になっています。三角貿易イベントの補正による恩恵が大きい市場のため、イベント終了後の交易利益の減少分が気になるところです。

3. ラグーザ (ドブロブニク) 市場 :
交易利益 201.97 (1交易許容量あたりの交易利益 1.52 × 交易許容量 133.19)

主な輸出

  • [三角] 南米アルゼンチンへ奴隷の輸出 42.60 (1.79 × 23.80)
  • ヨーロッパへ鉄の輸出 18.76 (1.32 × 14.21)
  • [三角] 南米ブラジルへ奴隷の輸出 16.19 (1.53 × 10.58)

ラグーザ市場は、元々安定していた銀の輸出に三角貿易の新大陸への奴隷の輸出が加わったことで、前回の4位から3位に順位を上げました。

4位以下の市場は以下の通りです。

4. コゼンツァ (ナプーレ南部) 市場 : 168.75 (2.19 × 77.13)
5. パレルモ (シチリア) 市場 : 149.69 (1.30 × 115.12)
6. マニサ市場 : 112.35
7. バルセロナ : 101.79
8. ジェノヴァ 60.31
9. ヤプアータ 55.59
10. ナプーレ 53.91

海外建造物の建設コスト低減

海外建造物の建設に掛かる基本コストの50.00ダカットに対して、現在は以下の補正が入っています。

  • 統治者の統治能力 -7.70%
  • 資本経済 (↔︎ 伝統経済) -10.00% (最大値)
  • 建築権 -5.00%
  • 商人共和国 -50.00%
  • 交易機関網 -20.00%

補正の合計値は92.70%ですが、基本コストの最低値は5.00ダカットになるため、90.00%以上は変化がありません。この基本コストから、れんがと木材の市場価格が加味され、市場によっては3.63ダカットで海外交易所を建設することが出来ています。

ヴェネツィア 海外交易所 建設コスト 1584年

以下の3つの市場は、新大陸のブラジル地域の市場です。一番上のヤプアータ市場から海外交易所を建設し始めほとんどのロケーションで建設済みになっています。外交コマンドで、設立した植民地国家からの交易転換を行うことにより、さらに彼らの交易優位性と交易許容量の半分を得ることが出来ます。

ブラジル ヤプアータ市場 1587年
ブラジル ジェキチーニョーニャ 市場 1587年
ブラジル パン=ニー=イー=ボー 市場 1587年

| 探検と植民


探検

インド、インドネシア、南米、カリブ海へ継続的に探検を出し続けています。しかし、ゲームルールではAIによる探検と植民をすべての国家に解放しているため、1500年代であるにも関わらず近隣国が既に植民済みの状態でアジア方面で植民出来るロケーションがまったくありません。せっかく1番乗りでインドやアジアに到達しても植民できるロケーションが一つも無いのは、ゲームプレイとして味気が無さすぎるため、プレイヤーには有利な設定にはなりますが、次回のプレイでは、探検と植民をヨーロッパの国家に限定する予定です。

植民

植民は常時10箇所以上、現在は12箇所で植民地コストは84.33ダカットで、これは支出全体の6.2%のためまだ増やせると考えています。先述の通り、アジア方面での植民が出来なかったことから、主に新大陸と南アフリカでの植民を進めています。植民地への月間の移住数は、93〜129ほど推移しています。セレスへの植民については、内閣のアクションを活用して以下の画像にある通り336まで増やすことが出来ています。